〜涼恵の摩天楼漫文〜(11)

私が伝えたかったこと

私が伝えたいことは きっと

私が伝えたいことなのではなく

昔の人々がずっと守り続けてきた

何かなのだと思う

永い間 受け継がれてきたモノ

私も教えてもらってきたこと

いただきます

ごちそうさま

ありがとう

ごめんなさい

何故 人間は言葉を使ったの?

何のために進化したの?

人間は地球の一部だと思う

何かを伝える為 言葉を授かった

伝承者として

仲執持として

人と人の間にあるモノによって

人は人間になる

私は人間になりたい

真の人間として 生きてゆきたい

間をつなぐもの

一人では造り得ないもの

目に見えないものの中には

生命は存在している

呼吸している

どんなに時が流れようとも

時代が変わったとしても

たしかにそこに存在し続け

私達を見守っている

気配を感じる あたたかさを ぬくもりを

悲しみを 憂いを

感じるからこそ 私は唄いたい。

今も昔も大して変わらない

大道はズレていない

だから受け継いでゆきたい

今も昔も変わらずに

いつも誰かがこうして 唄っていたのだと思う

それは特別なことではなく

人間として 普通のことなんだ

私も その一人

数ある 万の言の葉の中の一人

そして今 ここに居る

私は今 この時 この時代に

生きている


この生命に感謝

創作ノート

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